先月、新しい補聴器を作りました。
耳の中に入れる耳穴式補聴器で、両耳で25万円です。
高いと思われるかもしれませんが、これでも安い方で、両耳で100万円以上するのもありまして、オーダーの場合は、カタログを見る限りでは、両耳30万円以上が普通になっております。
補聴器を作っても、そのまま使える訳ではなく、調整が必要なのですが、音の調整をするところまで、行かなくております。
理由は、補聴器の外形にあります。
耳の型を取って、それを元に作りますが、型通りに作って下さいまして、すき間が全くなく、痛くて使えないのです。
あごを動かしますと、耳の穴なども動きますので、すき間がありませんと、常に圧迫されている感じになります。
耳の中に入れるのも大変で、30分経たないうちに痛くなりましたが、音の調整もありますので、状態を知らせるために我慢して使ってみました。
痛くていましたが、仕事中でしたので休憩時間になった4時間後、補聴器を外すと、耳全体がジンジンしました。
補聴器を作ったお店に行って、そのことを伝えると、今まで使っていた補聴器の型を取って、それに合わせて作成することになりました。
耳の穴の奥に入る部分だけ型を取られていましたので、耳の入り口のところも型取りした方がよいのではないかと伝えましたが、大丈夫とのことでした。
補聴器が出来上がりまして、取りに伺いましたが、その場でつけてみますと、耳の穴に入る部分は大丈夫でしたが、耳の入り口のところは圧迫感があります。
使ってみないことにはわかりませんので、使ってみました。
もみあげの近くの耳の軟骨部分が圧迫されていて、痛いとまではいきませんが、使っていると頭痛がしてきました。
また、お店へ行きまして、二十年以上前に作った大きなタイプの補聴器を持って行き、参考にして欲しいと伝えました。
補聴器の型を取られるのかと思っていたのですが、現在、使っていないこともあり、貸していただきたいとのことで、預けました。
1回目の再作成の時に、すき間を作らず、型通りに作られているので、耳穴式補聴器に慣れていないメーカーなのではないかと伝えたのですが、お店の方は、そんなことはないとのことでした。
2回目の時は、お店の方から、外側の作成は何回したかを聞かれましたので、1回だけですと伝えました。
今まで、外側を作り直したことは、音がこもることを伝えると、メーカーの方から補聴器に溝をつけた方が、こもらないのではないかということになり、その時に再作成しただけです。
すき間がありませんと、補聴器は固いですので、耳が痛くなります。
メーカーの方も、ご自分の耳で体験されたらわかるのではないかと伝えました。
補聴器を作成してから、1ヶ月になりますが、音の調整をするまでに至っておりません。
補聴器は合わないことがありますので、返品可能なのですが、私には合わないようですので、返品になりそうな気がします。
このように補聴器の調整は、とっても時間がかかります。
補聴器は 調整しなきゃ 使えない 痛い補聴器 つけていられず