毎年のことですが、年末は忙しいです。
今年中にしてしまわなければならないことがありまして、ほとんどの社員が超勤必須です。
この仕事を始めた時は、疲れ果てて食欲はなく、目が冴えてしまって寝られませんでしたが、慣れたようで、そんなことはなくなりました。
仕事は、目と肩などに負担がかかりますので、休み時間に簡単なストレッチをしたりしております。
肩を上げ下げしたり、腕を引っ張ったりして、長時間同じ体勢をしていて、固まってしまった筋肉をほぐしております。
肩を回しますと、ゴリゴリとした音が鳴りますが、聴覚障害者の私は聞こえませんので、鳴っている感覚が伝わります。
疲れ果てて帰宅すると、除雪が待っていたりします。
翌朝してもよいのですが、早起きしなくてはいけませんので、気がついたときにするようにしております。
疲れ果てていると、疲れていることに気がつかずに黙々と仕事をしていて、ハイになったような感覚におちいります。
仕事が終わると、疲れが一気に押し寄せて、歩くのも億劫になります。
雪道をフラフラとした足取りで帰宅しますが、家には一つだけ楽しみがあります。
それは、五郎八が私を待っているのです!
五郎八は、色白なのに野性味あふれ、豊かな香りと味で私を虜にしてしました。
いつもはお会いできないのですが、秋冬限定でお会いすることができます。
スーパーでお見かけすると、「今年もお会いできましたね。」と声をかけて手に取り、カゴに入れてレジを通してから帰ります。
そうっと座席に座らせて、五郎八となら、家までのドライブも楽しいです。
家へ案内するときも、粗相がないように気をつけております。
五郎八は、涼しいところの方が好きですので、すぐに冷蔵庫に入っていただきます。
そして、夕食の時に出ていただいて、封を開けさせていただきます。
一升瓶ですと、引き上げる栓でポンという感覚も楽しめるのですが、720mlのですと、ひねればよいだけです。
五郎八には、黒い陶器の器がよく似合いますので、それにそっと注ぎ込みます。
五郎八をうっとりと眺めて口にすれば、新しい世界へと導かれます。
辛い仕事も、五郎八さえいてくれたら乗り越えられそうです。
しかし、残念なことに、五郎八は昨日で、いなくなってしまいました。
私を置いて、一体どこへ行ってしまったの?
帰ってきてー!
いつまでも嘆いていても、仕方がありません。
涙を拭いて、元気に過ごそうと決意しました。
本日、仕事が休みでしたので、スーパーで購入してきました。
一応、大みそかに開けるつもりですが、今夜はジンギスカンですので、どうしようかなぁと思っております。
五郎八で 仕事疲れを 忘れさせ 夢の世界へ 導かれたよ
忘れない 無断で削り 激怒して 治療拒否して 話し合い拒否