前回、手話ソングは、聴者は楽しめますが、聞こえない人には意味がわからないため、楽しめないご説明をしました。
手話ソングをするのも、聴者と違って、聞こえないと大変です。
手話サークルでは、聴者の場合、配られた歌詞を見ながら歌を聞いて、手話のわかる方は、すぐに手話表現されています。
私のように聞こえない人は、その様子を見ているしかありません。
その後、手話通訳をしている方が、ゆっくりと歌いながら、手話表現していきますので、それを歌詞の下に書きます。
手話のわかる人は、手話単語を書きますが、わからない人は、その動作を絵に描いていきます。
全部、終わったら、ゆっくり歌いながら、みんなで手話表現しますが、私はまだ、そこまでできませんので、1回目は書く方に集中します。
その後、私のやり方ですが、まず、歌詞を繰り返し読んで覚えます。
そして、歌詞単語と一緒に手話単語を覚えます。
大体、覚えましたら、YouTubeで、歌のテンポを覚えます。
私は聞こえませんので、パソコンの音が出るようにしていないのですが、字幕がついている動画を探します。
歌っている口元を見れば大体はわかりますが、字幕がついている方が紙を見なくても済みますので、ありがたいです。
テンポを意識しながら、手話表現して覚えます。
手話サークルは1週間に1回ですが、2回目の時には大体、覚えてしまっています。
折角、覚えて来ても、手話を修正されることもありますが、その都度、覚えます。
聴者は、家で覚えて来なくても、音楽に合わせられますので、練習しないで本番だけ参加される方もいます。
それは聞こえないと、とても難しいです。
手話ソングの発表の時は、練習の時とは違い、観客へ向かって並んで立ちますので、周りの人の手話を見るのは少し難しいです。
聞こえないと、曲の始まりがわかりませんので、周りの方の体の動きから、音楽が始まったことを知り、それをチラチラ見ながら待ちます。
手話が始まると、少し遅れしまいますが、真似して手話をします。
歌が続いている時は、覚えている手話を順番に表現します。
歌詞と歌詞の間に間奏がありますので、事前に、この曲は16数えるとか、自分で判断して、歌が始まるのが近くなったら、近くにいる人の手を見て、手話表現したら、私の同じように表現します。
曲によっては、繰り返すところもありますので、繰り返しているうちに、どこをしているのか、わからなくなることもあります。
1曲終わると精神的に疲れますが、大抵2曲しますので、疲れていられません。
こんなに苦労して表現しても、聞こえない人が見ても楽しめませんが、聴者は手話ソングをしても、見ても楽しめます。
それを考えますと、手話ソングは、聴者のためにあると思います。
手話を覚えた気にもなれますし、聞こえる方には手話ソングをお勧めします。
手話ソング 覚えて楽し 見て楽し 聴者笑顔で 聾無表情
どうすれば 歯科医すること 止められる 無断治療も 罰せられない