平成29年3月28日の朝に出した手紙は、翌29日に、北海道厚生局へ届いたことでしょう。
3月31日、携帯電話に変なメールがありました。
『03/31 09:45
Sub:もしかしてまだ体調悪いですか?
心配ですし、一度折り返しいただけたら安心します。』
見知らぬメールアドレスです。
直ぐに返信しました。
『Sub:登録されていないアドレスです。
どちらさまでしょうか?』
再び、メールが来ました。
『03/31 10:16
Sub:Re:
そういえば! ごめんなさい。
西川です。
ほっちゃんはお元気でしょうか?
うっかり名前を入れ忘れていました。』
私の体調が悪いことを知っている人は、ごくわずかです。
この時点で何となく、どなたかわかりました。
食事が上手く取れないこともあり、精神的にも辛く、何度もやり取りをしたくなかったので、こう返信しました。
『Sub:どちらの西川さんでしょうか?
ほっちゃんは、存じませんので、人違いだと思います。』
と、送信しました。
その後は、返信がありません。
私のアドレスは、ちょっと変わっていますので、適当に入力して、送ってみたとは考えられません。
私の歯を勝手に削った歯科の奥さんが、送ってよこしたような気がしました。
厚生局が行って、私のカルテを持って行ったのではないでしょうか?
そうだとしたら、さぞかし驚いたことでしょう。
私が死んで、遺体損傷が激しく、歯型から身元のための確認だったらいいなと思われたのではないかと思いました。
残念なことに、生きております。
ちなみに、見知らぬメールアドレスを翻訳しますと……
『あなたは 決して 与えません でした』
聖書とかに、書かれていそうな文章ですが、何を与えなかったのでしょうか?
あなたたちに、私の歯は与えません!