私は本を読まない日はないくらい本が好きで、図書館から本を借りております。
先日、読んだ本がとてもよかったので、ご紹介いたします。
あさのあつこさん『神無島のウラ』は、神様っているんだなというのがわかる作品です。
故郷の島へ臨時教師として帰ってきた男性が、大人たちに傷つけられた子どもたちに接しているうちに、子どもの頃の怖い記憶を思い出してしまいます。
弱い人って、自分より弱いものに酷いことをしますよね。
された方は一生傷を負って、ちょっとしたことでパニックになってしまいます。
子どもに酷いことをしている人も、親から同じことをされている可能性もあり、そういう連鎖は断ち切らなくてはいけません。
読んでいて悲しくなりましたが、最後はハッピーエンドでよかったです。
傷つけられて、我慢することはありません。
嫌なことを強制されて、大人しく従っていたら、相手はさらに酷いことをします。
殴られたら殴り返せということではありませんが、助けを求めて、逃げて欲しいです。
しかし、子どもですと、逃げるのも難しいですよね。
それで、死を選んでしまうこともあります。
ひどく傷つけられて、自ら死を選ぶよりは、相手をどうにかした方がずっといいです。
それが罪になるのでしたら、法律が間違っております。
そんなことを考えながら、日本酒を呑みました。
被害受け 我慢するのは 止めましょう とにかく逃げて 助け求めて