現場撮影が終わって、車から離れました。
車の指紋を取るようで、何かされています。
この日は、とても寒くて、足ふみしながら、見ていました。
すると、女性に話しかけられました。
「〇〇警察ですが、大変でしたね。」
「本当に申し訳ありません。寒いところ、早朝からお世話になっております。」
「ご近所の方に伺ったのですが、何も気がつかなかったそうです。現場のすぐ近くですので、気がつかれたのではないかと思ったのですが、何も音は聞いていないそうです。」
「誰も、聞いていないのですね。」
「はい。簡単に割れるようなものではないのですけれども。」
「そうですか。私は、聴覚障害者なのですが、車の保険会社に連絡をしなくてはならないのですが、お電話していただく訳にはいかないですよね?」
「警察は、当事者ですので、かけることができません。」
「そうですよね。近所の方に、かけていただくしかありませんよね?」
「そうですね。」
こういう時、聴覚障害者は、とても不便です。
誰か間に入っていただかないと、連絡したくてもできません。
「恨まれている覚えがあるとのことですが、お話しを伺ってもかまいませんか?」
「はい。大丈夫です。外は寒いですので、中でお話しさせていただいても、よろしいでしょうか?」
「はい。」
「では、中にお願いします。」
女性の警察官が、他の警察官へ声をかけてから、私と一緒に建物内に入りました。
「警察の方なのですね。制服を着られていませんので、一般の方かと思いました。」
「すみません。身分証明をお見せしていませんでした。」
「いいです。いいです。」
ジャケットのファスナーを開けて、手帳を見せようとしてくださっているので、制止したのですが、見せてくださいました。
縦長の警察手帳は、上に写真付きの身分証明書があり、下にはエンブレムというのでしょうか。
立体的な警察のマークに、北海道警察と書かれていました。
「ありがとうございます。こんなに近くで見るのは、初めてです。」
珍しくて、見入ってしまいました。
以前、警察と名乗る方から、さっと警察手帳を出されたことはありますが、何も見えませんでした。
警察の 手帳を見入り エンブレム 立体的で おもちゃみたいだ
歯科医師が したならすぐに 捕まえて 犯罪犯し 被害者増える