『下の歯のクリーニングをします。その後、しみ止めをつけます。』
「はい。」
『この器具でクリーニングしますが、痛いときは、すぐに左手を上げてください。』
「はい。左手ですね。」
「椅子を倒します。」
「はい。」
椅子が倒され、下の歯の奥歯から、クリーニングをしていただきました。
私はお茶やコーヒーが好きなので、歯が着色しています。
その部分も、器械で磨かれ、振動がすごく感じました。
ちょっと嫌な感じはしましたが、痛くはなかったので、手を上げませんでした。
「椅子を起こします。」
「はい。」
「口をゆすいでください。」
「はい。」
クリーニングが終わりましたので、次は、しみ止めです。
「椅子を倒します。」
「はい。」
『しみる歯を教えてください。』
「ここから、ここまでの前歯裏側です。」
「わかりました。」
上の歯と歯茎の間に、脱脂綿を入れて、しみ止めをつけてくださいました。
薬が歯に浸透するのを待つためか、少しそのままでいました。
その後、脱脂綿が取り除かれました。
「椅子を起こします。」
「はい。」
「口をゆすいでください。」
「はい。」
口をゆすいた後、そばにあったボックスティシュペーパーを手に取り、口元を押さえました。
知らない間に、衛生士さんがいなくなっていました。
先生を呼びに行ってくださったようです。
「しばらくは、しみ止めをつけて、様子を見ていきましょう。」
「はい。」
「それでも、しみるようでしたら、レーザーをするとよいと思います。」
「レーザーならば、しみなくなりますか?」
「すぐに効果はありません。何回も続けて、段々と効果があります。」
「すぐには効かないのですね。」
「はい。繰り返ししていると、効果が出てきます。」
「すぐに、しみなくなるとよいのですが。」
「すぐには、効きません。」
「そうですよね……。」
「次回は、上の歯のクリーニングをします。」
「はい。」
「お大事にしてください。」
「はい。ありがとうございました。」
衛生士さんにも、お礼を言って、診察室を出ました。
次回の予約をして、歯科を出ました。