はははのはのおはなし

私の歯を勝手に削ったのは、逮捕されて無罪になった歯科医ではありませんが、無罪になったニュース記事を引用したところ刑事告訴され、刑事さんから取り調べを受けました。その記事は地方法務局を通じて、1年以上前に見られないようにされておりますが、その歯科医は私に対して、非常に強い処罰意志と逮捕を望んでおられるとのことです。

勝手に削られたのですが、営業は本当に大変です。

営業が大変な話の続きです。

 

ある時は、代金を受け取るときに、1万百円渡されました。

そのときの商品金額は覚えておりませんが、例えば4,860円の時にそうされたとして、百円いただいても、再びお返ししなくてはいけませんので、百円はお返ししました。

すると、また百円渡されました。

「百円をいただいても、お返しすることになりますので。」と、言ってお渡ししても、また百円渡されます。

面倒なので受け取り、いつもは出さない電卓を取り出して、声を出して計算しました。

「では、1万百円お預かり致します。10,100引く4,860は、5,340のおつりになります。」

おつりを準備していると、私の側へ置いてあった百円を持って行かれました。

分からなくなるため、そいうことはしないで欲しいなと思いながら、数えた千円札を一旦、私の横へ置き、小銭を探していると、お客様は、置いた千円札を手に取って数えて、嬉しそうにご自分の財布の中へ入れました。

小銭と一緒にお渡しする時に、もう一度数えようと思っていましたので、嫌な気持ちになりました。

340円を出してから、100円のことを思い出して、100円足してお渡しすると、とても嬉しそうに受け取りました。

車に乗ってから、200円も多く渡してしまったことに気づきました。

間違えたのは、私の落ち度ですので、サービスとして受け取ってくださいとメールしましたが、メールはエラーが返ってきました。

もしかしたら、千円札も多く渡してしまったのではないかと思ってしました。

何度も百円をお返ししても受け取ってくれなかったのに、計算結果を知らせると、百円を持って行かれてしまったので、頭が混乱しました。

おつりを間違えそうになったことはありますが、間違えたのはこの時だけです。

 

後日、このお客様からメールが届きました。

『私さんのために、メールしてあげたんだよ!』

『私のために、メールをくださったのですね。ありがとうございます。』

『私さんのために、メールをしてあげているんだよ!』

『はい。私のために、メールをくださったのですね。ありがとうございます。』

商品を注文してくださるのかと思ったのですが、それだけのメールでした。

少しも私のためにはなっておらず、逆に時間を奪われましたが、私のためにメールをくださったので、ありがたいと思わなくてはいけません。

 

また、ある時、メールが届きました。

『来年も、注文するかもしれないから、その話をするために食事をしないかい?』

『申し訳ありませんが、お食事は遠慮させてください。

営業先の歯科で、無断で歯を削られまして、食事をするのが大変でおります。

歯を気にしながら食べるのが大変ですので、知人との食事も遠慮しております。ご連絡ありがとうございました。』

『いやー、残念だな。来年も注文するかもしれないのに。』

『申し訳ありません。わざわざ、ありがとうございます。』

『残念! 来年も注文するかもしれないんだよ。』

『申し訳ありませんでした。ご連絡をありがとうございました。』

私は営業を取るために、食事をしたことはありません。

そんなことを一々していたら、大変です。

食事に行けないことは、残念がってくださいましたが、歯を無断で削られてしまったことは、少しも気にしてくれないところが、気になりました。

 

つい先日の話ですが、そのお客様からメールが届きました。

『悪いけど、明日の11時に来て。金曜日の午前中でもいいけど。』

お客様のところへは、金曜日の午後4時に、お伺いする予定になっています。

明日は休みでしたので、行けないことはありませんが、せっかくの休みなのに行きたくありませんでした。

金曜日の午前中は、仕事がありますので行けません。

それで、このように返信しました。

『申し訳ありませんが、仕事でお伺いできないかもしれません。キャンセルされて、お近くのお店で、購入されてはいかかでしょうか?』

『明日でもいいよ。来週でもいいし。キャンセルする?』

すぐに返信をいただきましたが、明日と言っても、午前中は伺えませんし、来週のいつという指定はありませんので、調整するのが面倒くさくなりました。

『申し訳ありませんが、仕事で伺えないと思いますので、キャンセルしますね。ご連絡、ありがとうございました。』

このお客様のところへ伺うのは、本当に大変でしたので、伺わなくてもよくなって、開放感でいっぱいです。

その後、お客様からメールはありません。

 

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