はははのはのおはなし

勝手に歯を削られてしまった・・・

勝手に歯を削られたのですが、ろうの方に手話を教えていただきました。

月に一度、手話を学びたい方が集まって、手話の勉強をしております。

ろうの方に来ていただいているのですが、いつもは手話を始めたばかりの人に教えられていますので、ろうの方から学ぶことができませんので、物足りなく感じていました。

今回は、手話初心者の方が休まれたため、ろうの方へ私に手話の勉強を教えていただきたいとお願いしました。

快諾していただきましたので、手話初心者のために準備していたテーブルのところで教えていただきました。

何かテキストはあるのかと問われたのですが、こうなるとは思っておりませんでしたので、周りに合わせて簡単な内容のしか持って来ておりません。

家には、いっぱいあることを伝えましたところ、持っておいでと言われました。

車で5分くらいですが、往復すると10分かかります。

時間がもったいないことを伝えて、持っているもので教えていただくことにしました。

私が持ってきたので、役立ちそうなのは、簡単すぎる内容の本と、手話辞典くらいでした。

ろうの方に、何か持っていないかを問いかけると、持ち物を見せてくださいました。

その中に、ろうあ者のスポーツ大会の案内がありました。

手話の勉強になりそうな気がしましたので、見せていただきながら、質問しました。

 

『参加するのですか?』

『しないよ。遠いから。』

 

会場は苫小牧市になっていますので、確かに遠く、気軽に行ける場所ではありません。

苫小牧の手話が、わかりませんでしたので、教えていただきました。

両手を鼻の横へ持って行く鼻をかむしぐさと、両手の人差し指と中指を相手へ向けて伸ばして交互に回す、工場の手話で表現されました。

苫小牧市は、紙の工場で有名だからだそうです。

日本語で書いておりますが、全て手話で説明されました。

読み取りは難しいのですが、わからないことは、もう一度お願いしていますので、わりと普通にお話しできました。

お互いに、口の動きでも話ができますので、手話と口話で困ることはありませんでした。

 

競技の内容に、ソフトバレーボールがありましたので、私が『柔らかいバレーボール』と表現すると、ろうの方が違う表現をしました。

握った左手の上で、右手指先を下に向けて、上に向かって左右に回し、なめるしぐさをしてから、ボールを額の上でトスするしぐさをしました。

私は、軽くうなずいてから、ソフトクリームを持っているような感じで、なめるしぐさをしてから、額の上に両手でトスするしぐさをしました。

これを文章にしますと、こんな感じになります。

 

『ソフト、バレーボール♪』

『はい。はい。ソフト、バレーボール。』

手話でも、冗談が言えます。

 

パークゴルフの手話は、昔の表現しか知らなかったのですが、今の表現を教えていただきました。

昔のは、左人差し指を上に伸ばし、右親指と人差し指をつけて、3本の指で三角を作る様にしてから、右親指と人差し指を右に移動させながら指先をつけます。

パークゴルフの旗を表現しています。

今のは、左人差し指を上に伸ばすのは同じですが、右親指と人差し指をつまむようにして、左人差し指の先で丸を書くようにします。

これは、パークゴルフの頭文字のPを表現しています。

言葉で書くと、わかりにくいですが、実際に見ると納得します。

見て納得できる手話だけならば、覚えやすいのですが、そうではありませんので、中々、覚えることができません。

 

学習時間は1時間で、いつもは長く感じましたが、とても短くて、あっという間でした。

自分で勉強する10時間よりも、ろうの方から学ぶ1時間の方が勉強になります。

月に1度の勉強会ですが、講師の方の都合で、次回は未定になってしまいました。

とても残念です。

 

手話だけで お話ししたよ ろうあ者と 気持ちを込めて 伝えることだ

 

騙しても 罪に問われず 歯科医師は やりたいことを やっております