私が生まれ育ったところでは、10月下旬に降った初雪が、そのまま春まで融けない根雪になったことがあります。
普通は10月下旬に、初雪が降っても、その雪は融けます。
雪が降って、融けるのを繰り返しながら、根雪になるのは、11月下旬が多いです。
その年は、いきなり大雪が降り、雪で電線が切断されてしまって、停電になりました。
10月ですから、除雪車の準備をしていなくて、切れた電線のところへ行けないために、停電が長引きました。
停電すると、使えない物がいくつもあります。
灯りはもちろんですが、電話を掛けることができても、ベルが鳴らないため、かかってきてもわかりません。
電気の使わない黒電話等は、普通に使えたそうです。
夜は、ロウソクをつけて過ごしました。
石油ストーブも、電気がないと使えません。
当時は、古い石油ストーブを使っていましたので、ストーブの蓋を開けて、上から火のついたマッチを落として、火をつけました。
電気が使えないので、あまり暖かくはなりませんでしたが、電池で火をつけるポータブルストーブもありましたので、ストーブの近くにいれば、暖かかったです。
他の家では、石油ストーブが使えなくて、隣の市までポータブルストーブを買いに行った方が大勢おられました。
家の中で、外にいるような格好で過ごしたそうです。
家では、地下水を電気ポンプで汲み上げて使っていました。
電気が使えませんから、公民館や私が勤めていた会社から水を貰いました。
ガソリンスタンドでは、ポンプでガソリンを汲んで、石油を運ぶタンク車に入れて、給油していたそうです。
ガソリンがないと、除雪できませんので、電気復旧のためになりました。
停電でも、仕事は休みになりませんでした。
印紙が少ししかないため、郵便局へ行きました。
お金を下ろすのは無理でも、印紙や切手くらいならば、売ってくださると思ったのです。
郵便局は、シャッターが閉まっていました。
お休みなのかなぁと思っていたら、横のドアから声をかけられました。
局員さんのお話では、シャッターは電動のため、開けられないとのことでした。
局員さんは、外へ配達に行くような恰好をしていました。
印紙は、無事に購入できました。
その時は、夜中に停電になって、夜に普及したと思います。
19時間でも、とても大変でした。
そして今、9月ですので、ストーブがそろっていないのもあるかもしれませんが、ホームセンターに、電気を使わない石油ストーブはありませんでした。
電気を使うストーブはありますので、売れてしまったのではないかと思います。
ポータブルガスストーブは、2台ありました。
以前は、私もポータブル石油ストーブを持っていたのですが、引っ越しをするときに処分しました。
現在、住んでいるところは、ポータブル石油ストーブは禁止なのです。
火災の心配がありますので、使ってはいけないのだと思います。
電気ストーブはよいのですが、電気ストーブだって、火災の心配がありますよね。
しかし、冬に44時間も停電になった場合、生死にかかわります。
死にたくないので、注文しました。
私みたいな方は、他にもおられると思います。
今日、スーパーへ行ってきましたが、棚の隙間がなくなってきました。
納豆だけは、1人2個までになっていましたが、豆腐と牛乳の個数制限はなくなりました。
パンもヨーグルトも、選んで購入できるようになりました。
カップラーメンもカセットガスボンベもありましたし、単2電池もありました。
段々と、元通りになってきて、うれしいです。
今日も朝方、揺れた気がして目が覚めたのですが、私の住んでいたところでは、地震観測されていませんでした。
震度1くらいだと思ったのですが、気のせいだったようです。
実際に、震度1の時、寝ていたのですが、目が覚めました。
少しの揺れでも、ビックリしてしまいます。
震源地に近い方は、尚更大変でしょうね。
地震遭い 少しの揺れに 驚いて 揺れてなくても 揺れた気がする
歯科被害 遭った方たち 多数いて 声を上げても 国知らんぷり
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