月に一度、手話を学びたい人が集まって、勉強会をしております。
いつもは聴覚障害者のご夫妻が、講師役を務めてくださっていますが、ろうの方をお迎えして、手話を学びました。
やはり、ろうの方の手話は違いますね。
単語と単語の間がなく、とても自然な手話で、すんなりと頭の中に入りました。
勿論、全ての手話が読み取れる訳ではありませんので、何度も手話表現していただき、どうしてもわからいところは、いつも講師役をしてくださっている聴覚障害者の方から教えていただきました。
辞書と違う表現もありましたが、ろうの方の表現の方が、わかりやすかったです。
辞書や本には、載ってないと思われる表現もありました。
あごに、伸ばした小指をつける『かまわない』と親指以外の指を伸ばして、甲を相手に向けて、指先を横にする数字の『4』を表現されました。
さっぱりわからないので、ろうの方の口の動きを見て理解しました。
『4』は、五十音で表す指文字の『よ』でもあるのですが、『いい(かまわない)』+『よ』で、『いいよ。』
文字にしますと、面白くないと思いますが、わかった途端、みんなで笑いました。
『かまわない』の表現と顔の表情で、『いいよ』と読み取れるのですが、『よ』をつけることで、くだけた表現になります。
とても面白いので、使ってみようと思います。
以前、加入していた手話サークルでは、ろうの方が来られても、座っているだけでした。
ろうの方は、教えることも、参加することもなく、ただ座っておられるので、楽しいのかなと思っていました。
やはり楽しくなかったようで、来なくなってしまいました。
私が加入していたときも、学習内容は聴者向きでしたので、何をしているのかわからないことがよくありました。
ろうの方ならば、尚更、わからなかったと思います。
聴者向きの手話サークルがあってもよいのかもしれませんが、聴覚障害者が辞めなくてはならないのは、どうなのかなと思っています。
聴者は、手話がわからなくても困りませんが、聴覚障害者は、手話がわからないと困ることがあります。
会場も、障害者が使うことで安く借りていますが、聴者しか参加していないこともあります。
ろう者が中心になって、手話の勉強ができるようになると、それを学びたい人たちの手話が上達すると思います。
次回も、ろうの方から、手話を学びたいです。
ろう者から 手話を学んで 上達し もっと勉強 頑張りたいな
患者とは 金のなる木で あればよい 歯を差し出して 頭を垂れよ