「お車でいらしたのですか?」
『JRで来ました。』
「あー。それなら安心ですね。JR代は、自分持ちということはありませんよね?」
『きちんといただいております。』
「それなら、よかったです。」
時間は限られていないのか、のんびりした感じで、世間話をしているように思えました。
ロビーは寒いですので、早めに終わらせたいです。
しばらく黙っていると、推進員さんが言い、Uさんが筆談してくださいました。
『何が一番、問題とされていますか?』
「何が一番、問題かですか? 説明しないで、歯を削るのは問題です。普通は、治療前に説明されると思います。」
今度は、Uさんが筆談しながら言いました。
『〇〇〇〇歯科へお話をお伺いに行くことになった場合、一緒に行くことは可能でしょうか?』
「はい。できます。今日は、そのお話だと思っておりました。」
『歯科医院の都合もありますので、事前に伺ってみないとわかりません。そうなった場合、〇〇さんも一緒に伺えるのですね?』
「はい。大丈夫です!」
軽くうなずいて、満足そうなUさんに、私は安堵しました。
何か対策をしてくれそうな気がしたからです。