はははのはのおはなし

私の歯を勝手に削ったのは、逮捕されて無罪になった歯科医ではありませんが、無罪になったニュース記事を引用したところ刑事告訴され、刑事さんから取り調べを受けました。その記事は地方法務局を通じて、1年以上前に見られないようにされておりますが、その歯科医は私に対して、非常に強い処罰意志と逮捕を望んでおられるとのことです。

勝手に歯を削られたのは、歯周病ではなかったから。

診察室には、歯科衛生士さんと私だけになりました。

 

『歯茎のチェックをします。』

「はい。お願いします。」

 

衛生士さんから、先が針のようになっている銀色の細い棒を見せられました。

 

『これから、歯茎をこれでついていきます。痛いかもしれませんので、我慢できないときは、左手を上げてください。』

「はい。左手ですね。」

「椅子を倒します。」

「はい。」

 

椅子が倒されました。

衛生士さんが、私のアゴに手をかけられましたので、口を開けました。

歯茎と歯の間を順番に、ついているようです。

痛くはありませんので、そのままにしていました。

 

上が終わると、アゴの下を押さえられましたので、口を閉じました。

ずっと口を開けていますと、アゴが疲れますので、休みを入れてくれたようです。

再び、アゴを掴むようにされましたので、口を開けました。

今度は、下の歯茎のチェックをしてくださいました。

アゴの下を押さえられ、口を閉じました。

 

「椅子を起こします。」

「はい。」

「口をゆすいでください。」

「はい。」

 

椅子が起こされたので、指示通りに口をゆすぎました。

 

『歯茎は、とても健康です。出血もありません。』

「よかったです。」

『これに記入して、いただけますか?』

 

用紙を渡されたので、手に取りました。