はははのはのおはなし

私の歯を勝手に削ったのは、逮捕されて無罪になった歯科医ではありませんが、無罪になったニュース記事を引用したところ刑事告訴され、刑事さんから取り調べを受けました。その記事は地方法務局を通じて、1年以上前に見られないようにされておりますが、その歯科医は私に対して、非常に強い処罰意志と逮捕を望んでおられるとのことです。

勝手に歯を削られたのは、歯石を取ったから。

「歯石を取りますね。上からしていきます。」

「はい。」

「椅子を倒します。」

「はい。」

 

歯科衛生士さんが、診察台の椅子を倒しました。

衛生士さんが、椅子に座って、歯石取りの機械を手に取りました。

私は、口を開けました。

 

「失礼します。」

 

奥歯から、順番に歯石を取ってくださいました。

機械が当たって、痛い時がありましたが、我慢しました。

痛い歯に限って、丁寧にされて、顔をしかめました。

 

この日は、上の歯の歯石だけを取りました。

以前、通院した時も、歯石取りは2回にかけてしていただきましたので、下の歯は次回、してくださるのだと思います。

 

そう言えば、ここの歯科では「痛かったら、言ってください。」と言われたことがありません。

他の歯科では、合図するように言ってくださいます。

言われないと、痛くても我慢しなくてはいけないと思ってしまいます。

 

それから、歯石を取ることを同意したかどうか、よく考えました。

歯を削られた後で、院長先生から、こう言われたような気がします。

 

「これからマウスピースの型取りをします。その後で、歯石を取ります。」

 

私は「歯石を取って欲しい。」とは、言っていません。

「歯石を取りますか?」とも、問われていません。

「歯石を取ります。」と言われて、歯石を取ることになりました。

 

治療中に痛みを感じた時の合図と歯石のことは、この話を書いていて気がつきました。