「今度は、下の歯の型取りをします。」
歯科衛生士さんが、私の口の中へ、マウスピースの型取りを入れました。
上の歯の型取りの時に使ったものなので、すんなりと入りました。
下の歯に、押し付けるようにされました。
型を取るためのピンクのは、やはり冷たかったですが、歯にしみたり、痛んだりすることはありませんでした。
固まるまで、口を開け続けているのが大変でしたが、上の歯の型取りと比べたら、痛くないので楽です。
5~6分後、型取りを外されました。
1度で終わりましたので、上手く型取りできたようです。
「失礼します」
椅子を起こしてくださった衛生士さんが、私の口元を濡れたガーゼで拭いてくれました。
ピンクの型取りのが、口についているのでしょう。
たくさんついているのか、それとも取れにくいのか、何度も丁寧に拭かれました。
「お口をゆすいでください」
「はい。」
口をゆすぎ、今度こそ帰宅できると思っていたのですが、エプロンはまだ、したままです。
とにかく、早く帰りたいです。