はははのはのおはなし

私の歯を勝手に削ったのは、逮捕されて無罪になった歯科医ではありませんが、無罪になったニュース記事を引用したところ刑事告訴され、刑事さんから取り調べを受けました。その記事は地方法務局を通じて、1年以上前に見られないようにされておりますが、その歯科医は私に対して、非常に強い処罰意志と逮捕を望んでおられるとのことです。

勝手に歯を削られたのは、歯科衛生士さんが顔を赤らめたから。

 

院長先生に気に入られたのは、理由があります。

歯科へ行って、普通、歯以外の話はしないと思いますが、私は関係ない話をします。

 

覚えているのは、まりもっこりドリンクを差し入れしたことです。

まりもっこりとは、北海道阿寒湖の『まりも』と、『もっこり』をひっかけてキャラクターにしたもので、股間がもっこりしています。

そのドリンクですから、部分的によく効きそうです。

 

院長先生に、ますます元気になっていただこうと思い、シャレで差し入れさせていただきました。

他のスタッフの方には、ペットボトルのジュースとお茶にしました。

差し入れ後の診察の時に、院長先生とお話をしました。

 

「ドリンクをありがとうございました」

「飲んでくださいましたか! どうでしたか?」

「美味しくなかったです。」

「味はともかく、お元気になられたのではないかと思いまして。」

「元気には、なりませんでした。」

「それは残念です。1本では効き目が、弱かったのかもしれません。」

「あんなのは、効かない。」

「効くと思えば、効きます! 品質表示にマカ、マムシ、スッポン、トナカイとかが入っていて、とても良く効きそうですよね。」

「効かない。」

「疑って飲むから効かないのです。よく効くと思えば、効きます。」

「効かない。」

「信じるものは、救われるのです。」

「効きませんでした。」

「信じてくだされば、元気になったのに。」

 

側にいた、20代の歯科衛生士さんが、顔を真っ赤にしていました。