はははのはのおはなし

私の歯を勝手に削ったのは、逮捕されて無罪になった歯科医ではありませんが、無罪になったニュース記事を引用したところ刑事告訴され、刑事さんから取り調べを受けました。その記事は地方法務局を通じて、1年以上前に見られないようにされておりますが、その歯科医は私に対して、非常に強い処罰意志と逮捕を望んでおられるとのことです。

勝手に歯を削られたのは、逆上がりができなかったから。

ここに通院していたころの話ですので、7年以上前の話になります。

私は診察室に入って、右奥の治療椅子に座って待っていました。

夏だったのでしょう。

開けられていた窓から、公園で遊んでいる子どもたちが見えました。

小学生くらいの子どもが、追いかけっこや、ブランコ、鉄棒で遊んでいます。

私についてくださっている20代の歯科衛生士さんに、声をかけました。

 

「子どもたちは、暑くても元気ですね。あ、逆上がりをしている。すごいなぁ。私はできませんよ。」

「私はできます。」

「えっ、できるのですか?」

「はい。」

「子どものときではなく、今でもできますか?」

「やればできると思います。」

「すごいですね! 私は、子どものときも1回もできませんでした。何回くらいできますか?」

「……。」

 

衛生士さんが、答えないので言いました。

 

「10回できますか?」

「はい。」

「できるのですか! もしかして、それ以上、できますか?」

「はい。」

「すごい!」

 

20代の衛生士さんは、ご結婚されたようですので、そのために退職されたのかもしれません。

代わりに、同じような年齢の女性が入られたようですが、すぐ見かけなくなりました。

もしかしたら今は、新しいスタッフの方が入られたかもしれませんが、歯科医、歯科衛生士、歯科助手の3人で、治療しております。

ここでは、衛生士も助手も、全てスタッフと呼んでおりました。