奥さんに言われたとおり、私は口をゆすぎました。
奥さんと交代して、歯科衛生士さんがトレイを持って来られました。
「こんにちは。」
「こんにちは。」
私から先に、挨拶をしました。
30代後半の衛生士さんは、いつもバッチリメイクで美しいです。
そのためか、ちょっと冷たく見えます。
以前は、もう一人、20代の歯科衛生士さんがおられました。
茶髪で日焼けしているので、ギャルっぽい印象を受けましたが、かわいいです。
私が営業に伺うと、受付には誰もいませんので、待合室で待ちます。
ここは受付専門の方がいなくて、衛生士さんも会計処理をします。
患者さんが診察室から出て来られると、会計のために、その患者さんについていた助手の奥さんか、衛生士さんが来られます。
会計が終わって、私に気がついてくれたら、営業開始になりますが、気づいてくれない時は、気がついてくれるまで待ちます。
注文のメールをいただいてから伺っても、混雑している時は、1時間以上、待つこともあります。
いつものように待合室で待っていると、20代の衛生士さんが、診察室のドアから他の患者さんを呼ばれました。
普通は、そのまま患者さんにつくのですが、患者さんを席まで案内した後だと思いますが、診察室から、スリッパを脱いで、わざわざ声をかけに来てくださいます。
奥さんたちは、そうまではしてくださいません。
とても優しいのです。
注文のメールをくださるのも、途中から奥さんになりましたが、それまでは20代の衛生士さんでした。