はははのはのおはなし

私の歯を勝手に削ったのは、逮捕されて無罪になった歯科医ではありませんが、無罪になったニュース記事を引用したところ刑事告訴され、刑事さんから取り調べを受けました。その記事は地方法務局を通じて、1年以上前に見られないようにされておりますが、その歯科医は私に対して、非常に強い処罰意志と逮捕を望んでおられるとのことです。

勝手に歯を削られたのは、恨まれている理由を説明したから。

警察官が、後部座席ドアを閉めてくれ、運転席へ乗り込みました。

車内は、物であふれていて、後部座席の真ん中に、何に使うのかわかりませんが、長い棒がありました。

運転席側の後部座席の足元にも、物が置いてあり、それらを移動しないと、後部座席は一人しか乗れない状態でした。

 

事前に、私が聴覚障害者であることを伝えてありましたが、口頭で聞かれたため、わからないのもありました。

聴力の程度を聞かれたため、ほとんど聞こえず、口元を見て判断していることを伝えると、その都度、筆談してくださいました。

怨まれていると思うことを聞かれたため、答えました。

 

「私は〇〇〇へ勤めているのですが、2年前に営業先の歯科で、商品のお渡しに行った際に、歯がしみていることを伝えますと、今からどうですか? と言われ、診察を受けましたが、無断で歯を削られてしまいました。

削られた歯に、舌で触れることもできなくなり、食事や水分を取るのも大変になりました。

他の方にして欲しくありませんでしたので、歯科医に歯の状態と、これからは治療内容を治療前に教えて欲しいことを伝えましたところ、指差しして激怒されました。

寝たような状態で、指差されましたので、物凄く怖くて、熱を出しました。

しばらくの間、男性が怖かったです。

道で男性とすれ違うだけで、ビクビクして……。

すみません。思い出したら、ちょっと……。」

 

話しをしているうちに、感情が高ぶって、うるっときてしまいました。

気を取り直して、説明を続けました。

 

「あちらこちらに相談しましたが、どうにもなりませんでした。

厚生省へ相談しますと、保健所で相談できますと回答をいただきましたので、保健所で相談すますと、厚生局で相談できますと回答をいただきました。

警察にもご相談しましたが、被害届は受理されませんでした。

他のところは、ご相談しても回答をいただくのに数ヶ月かかりましたが、警察は、すぐに対応してくださいましたことは、感謝しております。

障害者団体を通じて、歯科医へ話し合いを求めましたが、拒否されました。

歯科医師会へも相談しましたが、どうにもなりませんでした。

それで、私のような人が今後、出ないように、このことを広めております。

知り合いに話をしましたし、歯科の口コミサイトにも書きましたので、恨まれていると思います。」

 

「2年前のことですか?」

「はい。現在も、思うように食事が取れませんので、私にとっては今も続いております。」

 

なんとなく、そんな昔のことと言われたような気がしました。

 

「歯を削られたら、わかりますよね? 嫌だとか、言わなかったのですか?」

「動いたら、余計に危ないのではないでしょうか?

 口を開けていますので、声を出せません。

 1回でされた訳ではなく、2回削られれました。

 1回目は、内側に生えている歯があり、噛み合わせが悪いと言われて、診察だと思って口を開けたら、削られました。

 2回目は、どうですか? と言われて、これ以上、削られたくありませんでしたので、他の歯も気になっているが、噛む癖があるため、噛まないようにしていると伝えると、マウスピースの作成を勧められました。

 私は、マウスピース作成のために、診てくださると思っていたのですが、また削られてしまいました。

 合計6本削られたのですが、歯の表面を少しですので、わずかな時間です。

 歯科医には、少し削っただけで、食事や水分が取れなくなるなんて、過剰反応過ぎて普通ではない。治療を中止します。と言われました。」

 

「お金は、払いましたか?」

「私は、重度障害者のため、初診料のみの510円払いました。

「510円くらいと思って払ったのでしょうが、治療内容に納得しないのであれば払わないで、訴えを起こした方がよいです。払ってしまうと、納得したとみなされます。」

「そうなのですか?」

「はい。払わない方がよかったですね。」

 

そんなのは知りません。

 

「被害届を出していただきますが、今回のことと、関係があるかどうかは、わかりませんので、被害届にこのことは、記入しません。」

「そうでしょうね。」

 

警察官からは、歯科名も訊ねられませんでしたし、そうだとは思いました。

 

怨まれて 被害を受けて 警察に 伝えたけれど 相手にされず