はははのはのおはなし

私の歯を勝手に削ったのは、逮捕されて無罪になった歯科医ではありませんが、無罪になったニュース記事を引用したところ刑事告訴され、刑事さんから取り調べを受けました。その記事は地方法務局を通じて、1年以上前に見られないようにされておりますが、その歯科医は私に対して、非常に強い処罰意志と逮捕を望んでおられるとのことです。

勝手に歯を削られたのは、どのようなことが一番お困りですか? と聞かれたから。

地域づくり委員会のUさんが、言いながら筆談してくださいました。

 

『推進員さんが、質問されますので、よろしくお願いします。』

「はい。よろしくお願いします。」

 

『どのようなことが、一番お困りですか?』

 

推進員さんが、おっしゃったことをUさんが、書いてくださいます。

それを見て、答えました。

 

「削られた歯がしみて、痛みがあることです。今、お話していても、歯がスースーして嫌な感じがします。体に振動を感じても歯が痛いので、そっと歩くようにしています。今日は、遅くなりましたので、走ってきましたが、歯に振動が伝わらないように、削られた歯を舌で抑えました。歩く時も、舌で歯を抑えています。」

 

走ってきたので、息が上がっていました。

 

「すみません。お茶を飲んでもよろしいでしょうか? 走ってきたので、喉が渇きました。」

「どうぞ。自動販売機、ありますか?」

「いえ、私はマイボトルを持ってきております。あそこに自動販売機がありますので、よかったら購入しませんか? 何がよろしいでしょうか? わざわざ来てくださったのですから、私のおごりです。」

「いえ。私たちは大丈夫です。」

「遠いところお越しいただきましたので、それくらいさせてください。温かい飲み物もあると思います。」

「本当に大丈夫です。」

「遠慮なさらないでください。」

「大丈夫ですので、〇〇さんはお飲みください。」

「そうですか? では、私だけで何だか、申し訳ありません。」

「どうぞ。」

 

私は、リュックからマイボトルを取り出して、お茶を飲みました。

 

自動販売機で購入しても、飲めないのです。温度があるものは、歯がしみますので、人肌でなければ口に出来ません。どこへ行くにもマイボトルを持って行っております。家でも人肌にしていますが、少し置いておいて冷たくなってしまったら、歯がしみて、痛いこともあります。」

「大変ですね。」

「この状態にも、慣れました。」

 

温度があるものも、削られた前歯につかないように、口の奥に入れるコツも習得しました。

そんなコツ、習得したくありませんでした。