はははのはのおはなし

私の歯を勝手に削ったのは、逮捕されて無罪になった歯科医ではありませんが、無罪になったニュース記事を引用したところ刑事告訴され、刑事さんから取り調べを受けました。その記事は地方法務局を通じて、1年以上前に見られないようにされておりますが、その歯科医は私に対して、非常に強い処罰意志と逮捕を望んでおられるとのことです。

勝手に歯を削られたのは、待ち合わせに遅刻したから。

2018年1月30日、午後3時25分。

私は、走っていました。

時間通りに仕事が終わらず、待ち合わせ時刻に間に合いそうにありません。

走ると、体に振動が伝わり、歯が痛いので、なるべく上下に動かないようにしていますが、歯が痛いです。

雪道ですので、アスファルトより、地面は固くありませんが、あまり人が踏んでいない柔らかそうなところを選んで走りました。

普段、走ることはありませんので、息が上がります。

待ち合わせ場所の市役所へ着きました。

駅側の自動ドアへ向かうと、小柄で60代後半ではないかと思われるおかっぱの女性が立っていました。

首に青の紐がついた身分証明書をかけていますので、この方だと思いました。

頭を下げると、向こうも同じようにして、声をかけて来られました。

 

「〇〇さんですか?」

「はい。〇〇です。」

「私は、〇〇総合振興局社会福祉課、地域づくり委員会のUと申します。」

Uさんは、首から下げている身分証明書を私に見せるように、手で持ちました。

急いで走って来た私は、それを見る余裕はありませんでした。

 

「遅れて申し訳ありません。仕事が終わったのが3時25分でしたので、走って来たのですが、遅刻してしまいました。」

「いえいえ。こちらは、地域づくり委員会の……。」

 

Uさんが、ロビーの椅子に座っている女性の元へ案内してくださいました。

 

「〇〇です。遅くなって申し訳ありません。」

「◎△$♪×¥●&%#?!」

 

ポチャリした60代後半と思われる女性が、挨拶してくださいましたが、何を言っているのかわかりませんでした。

私は、聴覚障害があります。

お名前を言われたのだと思いました。

 

「よろしくお願いします。」

「◎△$♪×」

 

私はお二人に声をかけました。

 

「こちらでお話しますか?」

「どこか適当なところがございますか?」

「2階にも椅子とテーブルがありますが、暖かくはないと思います。」

 

Uさんが、一緒にいらした方に声をかけました。

 

「どうしましょうか? そちらへ移りますか?」

「◎△$♪×」

「じゃあ、そちらでお話しましょう。」

「はい。」

 

私たちは、ロビーの奥のテーブルに移動しました。