「あちらでお待ちください。」
「ありがとうございます。」
治療が終わったので、診察台から降り、荷物を持って、待合室のドアを開けました。
入り口のところで、履いていたスリッパを脱いで、スリッパラックに入れます。
診察室内と、スリッパを脱ぐところはフローリングになっていますが、待合室はベージュの絨毯が敷かれています。
誰もいない待合室を靴下で歩いて、椅子に座りました。
削られてしまった……。
削られたくなかったのに……。
左上の真ん中から2番目の歯は、内側に生えていて、食べ物が歯に、はさまりやすいので、歯磨きは丁寧にしています。
以前、通院した時も、院長先生から、きれいに歯を磨けていることを褒められました。
この歯を7年前に通院した時は、抜くことを勧められたので、院長先生から見ますと、不要な歯であるのかもしれません。
削られた歯を舌でなぞるとザラザラします。
丸みを帯びた歯でしたが、とがった感じになりました。
舌で歯をゆっくり触っているときはよいですが、急に触れたときに、歯の先で舌が傷つくのではないかと、心配になるくらいです。
舌が歯に引っかかるような感じもして、とても嫌です。
2番目の前側と、一番目と3番目の内側の根本も、ザラザラしますので、削られてしまったようです。
歯が痛いような感じがするのは、気のせいでしょうか?