はははのはのおはなし

私の歯を勝手に削ったのは、逮捕されて無罪になった歯科医ではありませんが、無罪になったニュース記事を引用したところ刑事告訴され、刑事さんから取り調べを受けました。その記事は地方法務局を通じて、1年以上前に見られないようにされておりますが、その歯科医は私に対して、非常に強い処罰意志と逮捕を望んでおられるとのことです。

勝手に歯を削られたのは、コップの水があふれそうだから。

「失礼します。」

歯科衛生士さんは水の出る機械で、私の上唇と歯の間の綿を濡らしました。
綿が渇いていると、綿が唇について、外すときに痛いからだと思います。
綿が、手際よく除けられました。


「口をゆすいでください。」
「はい……。水がいっぱいで、持ったらあふれそうです。」

水を一口含み、口をゆすいで、紙コップを元に戻すのを2回しました。
ある程度水が入っているところに、何も入っていないコップのときと同じ量が給水されるので、くまモンの紙コップには、並々と水が注がれました。

衛生士さんは、紙コップを持ち上げると、入っていた水を捨てて、元に戻しました。
紙コップの下には、持ち上げたときに、少しこぼれましたが、コップを置くところは、1cmくらい凹凸しています。
こぼれた水が、紙コップに触れないようになっています。
カラになった紙コップには、新たに給水され、水は自動的に止まりました。

「どうぞ。」
「すみません。ありがとうございます。」

私は、紙コップの水で、口をゆすぎました。